生産者の紹介

MESSAGE

地元「東濃」にこだわったはちみつ作りを通して
次世代につなげていきたい養蜂と地域の温かさ

下石(おろし)ファームの加藤です。
地元でもある岐阜県土岐市ではちみつ作りをしています。

土岐市は美濃焼の産地で「陶磁器生産量日本一のまち」として知られていますが、私の実家も江戸時代から続く窯元でした。
器や釉薬を作るなかで常に農業が身近にあり、また岐阜県は近代養蜂発祥の地とも呼ばれる土地でもあったことから、父も養蜂にチャレンジしていました。

とはいえ、私が養蜂をはじめたのは、まだ最近のことです。

私は大学卒業後、農業関連や陶磁器関連、自動車部品関連などの会社に勤めながら、さまざまな副業をしてきました。
令和の時代になった今でこそ副業も認められつつありますが、20年以上前の当時としては異端だったかも知れません。

さまざまなチャレンジと失敗を重ねてきましたが、2012年、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が余剰電力買取制から全量買取制に変更されたタイミングで、自宅で行っていた太陽光発電を事業化し、東濃発電(個人事業)として開業しました。2015年には東濃発電株式会社として法人化し、勤めていた会社も退職しました。51歳になっていました。

太陽光発電で購入した土地を有効活用するため、桃・メロン・梨といった果物の栽培をはじめました。
その果物の受粉用として蜂を育てはじめたのが養蜂に携わるようになったきっかけです。
蜂にチャレンジしていた父の姿を思い出しながらの挑戦でした。

土地柄、近所に養蜂家さんたちがたくさんいました。
はじめたばかりの私にも本当によく教えてくれてありがたかったです。

そうした養蜂家さんたちも高齢の方が多いので、この地域の養蜂を次世代につなげていくことで恩返しをしたいという気持ちもあります。

はちみつのことをもっと知ってもらい、養蜂の素晴らしさを伝え、「養蜂家という選択もあるよ」と若い人たちに自信をもって言えるようがんばっていきます。

そのためにも地元・東濃にこだわったはちみつ作りを通じて、皆さんに喜んでいただくことが大切です。

まだあまりたくさんは作れませんが、心を込めて作った「東濃のはちみつ」を一人でも多くの方に味わっていただけたらうれしいです。

はちみつ作りへの思い

MIND

喜んでもらえる「東濃のはちみつ」をお届け続けます。

移動販売時の風景

50歳を過ぎてはじめたはちみつ作り。

かつての父親の姿を思い起こしながら、また周りの養蜂家の方々の教えを請いながらのチャレンジでしたが、品質にこだわり続け、少しずつ「おいしい」と言ってもらえるはちみつを作れるようになりました。

地元のスーパーに置いていただくところからはじまり、お客様の顔を直接見たくてフリーマーケットやお寺の朝市で販売させてもらったり、最近では高速道路のサービスエリアでも直接販売の機会をいただいています。

また、こだわりの商品を揃える食品スーパーで取り扱っていただけるようになったことも自信になりました。
手がかかるので生産量に限界はありますが、品質に妥協することなく、お客様に喜んでいただける「東濃のはちみつ」を届け続けます。

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